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Close-up of surprised man's face, with open mouth.
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失われた顔の部位を3Dプリンタで補う技術が登場

先日の記事で、3Dプリンタを用いた義手や義足についてご紹介しましたが、今度は人間の顔の部品を3Dプリンタで作るという試みが行われています。
この試みは実際に行われており、ガンで下あごを失った男性や、耳を失った患者に使用されています。

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既製品による問題を解決できる

下顎を着用している男性は、ガンによって下あごのほぼ全てを失ってしまいました。
そこで、従来からある義顎を使用する事になりましたが、調整しても重量や大きさの問題で長時間の使用は難しく、
一日のうちわずかな時間しか着用出来ませんでした。
そこで、人工装具を作った医師が考え付いた解決策が3Dプリンタを用いた義顎の作成です。

強度と軽さ、見た目を全て兼ね備えた顎

実際に本人の顔型から作り上げられたこの3Dプリンタ製の顎は、マスクのように耳にかける事で装着を行います。
そのため、強度の維持と装具の軽さが求められました。
医師とその研究チームは、実際の顎と同じように骨格をモデリングする事により、強度と軽さを両立する装具の開発に成功しました。
骨格を作成したことにより、外見についてもかなりリアルな形状を実現しています。
この技術は、この男性以外の患者にも使用が進められており、既に6名が3Dプリンタ製の顔を手に入れているようです。
作成には早くても6週間程度かかってしまうようですが、リアルで軽量な装具が作れるということで注目されています。

3Dプリンタでも生体適合性の高い素材が扱えるようになっていることから、人間の体の部位を作る研究が各国で進んでいます。
もしかしたら、近い将来体の大半を人工物で補えるようになるかもしれません。

参考:http://gizmodo.com/cancer-survivor-receives-jaw-thanks-to-new-3d-printing-1783009432

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