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製造と研磨が同時に行える金属用3Dプリンター「LUMEX Avance-60」

工作機械メーカーの松浦製作所が開発、販売を行っている金属用3Dプリンターが話題となっています。
この製品は、世界最大級の工作物寸法と仕上がりの美しさが特徴となっており、そのまま部品として使用できるクオリティで出力されます。

 

仕上げのコツはハイブリッドにあり?

Avance-60は金属粉末にレーザーを当てて成型する金属光成型プリンタなのですが、従来の製品ではどうしても表面に凹凸が出来てしまうため、機械用部品として使用するためには出力後に手作業で切削、研磨を行う必要がありました。
この製品の場合には、金属粉末を固める工程までは同じなのですが、作業中に部品の表面を磨き上げます。

そのため、エンジンシリンダのような微細な傷も許されないパーツでも美しく作ることが可能になっています。
実際に展示されている部品を見ると、鋳造パーツを手仕事で研磨したものと遜色ありません。

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金属粉末のリサイクルシステムも

粉末式3Dプリンタを利用する際の悩みの一つに材料の再利用があります。
固まっていなければ問題なく再利用は可能なのですが、ほんの少しだけ固まって粒が大きくなったものなどが混ざってしまうと、作成時に精度が落ちてしまいます。
その為、出力終了後には材料の粉末をふるいにかけてごみを取り除く必要がありました。

Avance-60では、この面倒な作業も自動化されており、作業終了後に自動で粉末を回収、選別し、次回の作業時に再利用できます。
このリサイクル工程には人間が介在する必要が全くないため、オペレーターの負担も軽減できます。

金属部品の製造には金型や治具が必須でしたが、この3Dプリンタなら必要ありません。
大量生産向けには少しつらいかもしれませんが、小ロット高精度の部品製造が安く早く行えるようになるかもしれませんね。

参考:http://www.matsuura.co.jp/japan/pdf/2016/Matsuura_Press_Release_LUMEX_Avance-60_20160614.pdf

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