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【徹底レビュー】Ultimaker2+&製品情報まとめ

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製品名 Ultimaker2+
メーカー Ultimaker
価格 329,800円

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【徹底レビュー】Ultimaker2&情報まとめ

 

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待望のUltimaker2の改良版

Ultimaker2+の前身、Ultimaker2も3Dプリンター評価サイトではかなりの評価を得ていました。それが今回さらに完成度の高いUltimaker2+として生まれ変わりました。

Ultimaker2のいいところはそのままに、よくないところは改善されています。

2つのプリンター

新しいフィーダー

より安定したプリンタをするために、新しいフィーダーが取り付けられました。

これまで多かったフィラメント関連のトラブルを大幅に減らし、快適に出力することができます。

feeder

Ultimaker2+はCES 2016で発表されたUltimakerシリーズの最新機種の一つですが、日本ではそこまで有名ではないように思えます。

そのせいか Ultimaer2+と検索をかけても引っかかるのは英文記事ばかり。。。

今回は、一部界隈からは過去最高の出来とも評価される同製品のレビューを見ていきましょう。

 

レビュー:総評

Ultimaker 2+は熱溶解積層法( FDM )の重要なブランドにおける革命ではなく進化であり、確かに価格(179,000円)の割には物足りなさを感じるかもしれません。
しかし3Dプリンターを初めて買う方には、Ultimaker 2+は非常におすすめです。

Ultimaker社はUltimaker 2+を「最も先進的で、精密で信頼できるデスクトップ型3Dプリンター」と言いますが、私たちはその声明に同感します。

理由の一つに、試作のどれも今のところ印刷に失敗がなく、とても信頼性が高いことがあげられます。印刷物それぞれの品質はかなり驚くべきものである(中程度の品質設定でさえ)ので、再度その正確さを際立たせます。

 

レビュー:Ultimaker 2 vs 2+

update14/3でUltimateはExtrusion Upgradeキットを発売したため、Ultimaker 2所有者はUltimaker2+の能力を得ることができました。
あなたがUltimakerまたはUltimaker 2の所有者であるならばアップグレード・キットを購入するべきです。

なぜならアップグレードをすることでプリンターの寿命が延び、またアップデート自体も容易にできるからです。

キット

 

レビュー:デザインと特徴

白いプラスチック・アクリル・フレームのUltimaker 2+は、15.3×13.5×14インチ(HWD)です。半開きのフレーム、扉やトップカバーがない4つの面があります。ビルドエリアは、8.8×8.8×8.1インチ(正確にUltimaker 2と同じ)です。解像度は600ミクロンから20ミクロン(1ミクロンは0.001mm)にわたります。

プリントベッドは、加熱ガラスプレートです。プリントベッドと押出機は、可動式動力付車両があり、押出機はXとY軸(水平)で動き、印刷ベッドはZ軸(垂直)で動きます。

並べて置くと、Ultimaker 2+とUltimaker 2は区別するのが非常に難しいです。実際、少しの表面的相違も、ありません。しかし、より間近に見ると、非常に面白い若干の変化に気づきます。

2つのプリンター

 

重要なものから順番に、押出機は再設計された冷却ファンがついています。平らで押出機にくっついて付属されていています。直接風を吹き付けるファンとは対照的に、冷却気をプリントヘッドの方へ集中して送ります。

extruder

第2に改良されたフィーダーが挙げられます。

おそらく、Ultimaker 2が失敗する最大の理由のひとつはマテリアルフィーダーが前後に動いたときにフィラメントをつかみきれないことでした。

フィーダーの歯がフィラメントをつかめず、押出機は印刷するのにフィラメントをだせないということです。これが改善されたため、失敗は大幅に減ると思われます。

gear

レビュー:フィラメント

このプリンターの大きい長所は、一般的な3Dプリンティングにおいて使われるアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)とポリ乳酸(PLA)以外も使えるということです。

Ultimakerは、複雑で技術的な印刷にCPEと呼ばれている新しいフィラメント・カテゴリーも薦めています。他にはウッドフィラメント、青銅フィラメント、銅フィラメント、ポリカーボネート、ナイロン、伝導性のPLAとABSとUV発光のフィラメントも使用できます。

私たちはリサイクルされたポリエチレン・テレフタル酸塩(PET)でよく印刷しています。

filament

レビュー:ソフトウェア

Ultimaker 2+ではクーラという3Dソフトウェアを用います。

スクリーン左端はデフォルトでQuickPrintメニューで3つの選択:「ノズル」、「材料」と「プロフィール」に分類されます。ノズルを変えない限り、典型的セッティングは0.4mmで、修正する必要はありません。材料は、PLA、ABSとCPEがあります。

最後に、プロフィールでは「高品質Print」(0.06mmの層高)、「通常品質Print」(0.1mmの層高)または「高速低品質Print」(0.15mmの層高さ)を選べます。
印刷中に印刷ふち(印刷物を守るベースのあたりのプラスチックの薄い拡張)を印刷物を保持するために追加することができます。

スクリーン上部に沿って、「ファイル」、「ツール」、「機械」、「専門家」と「ヘルプ」と呼ばれるプルダウン・メニューがあります。

screen
「エキスパート」タブからFull設定にアクセスすると押出速度、解像(層高)、埋込、広範囲にわたる他の設定をセットできます。Ultimaker 2+が提供することができる最高の解像は20ミクロンです。

クーラは確かに使えますが、限界を感じるものだと言わざるを得ません。モデルになされる微調整または変化は、印刷所要時間とフィラメントを再計算するときにゆったりと進んでいきます。

さらに、つまむためのオプションは他のアプリケーションほど豊富でも深くもありません。

しかしクーラはオープンソースのソフトウェアです。中級者から上級者は、Slic3やRepetierまたはSimplify3Dのようなアプリケーションに移ることもできます。

レビュー:キャリブレーション

プラスチック・フィラメントを使う大多数の3Dプリンターは、押出機がビルドプラットホーム上の適当な高さにセットされているか確かにするために、退屈な作業がが必要です。

これはキャリブレーションと呼ばれていて、印刷が始まるとき最初の層のフィラメント(それ以降の層も)がきちんと積層される様にするためです。

残念なことに、Ultimaker 2+にはUltimaker 2と同じキャリブレーションプロセスが必要です。つまり自動でキャリブレーションしてくれないということです。

 

レビュー:印刷品質テスト

低速(0.25mmの層高)中間(0.15mmの層高さ)高速(0.1mmの層高)の3つの異なる品質設定をもつUltimaker 2+試作印刷しました。

普通と高品質の設定で印刷された物の違いは、拡大鏡見ないと判別がつきません。そのため、高品質は普通品質より印刷時間がかかるので、高品質を使うのを思いとどまるでしょう。

印象的なことに、Ultimaker 2+は一回のミスプリントなくすべての試作を印刷しました。すべてのプリントが完璧であるというわけではなかったのですが、壊れていたり不完全で使えないものはなかったのです。プラスチックがきちんと冷却するのを待たなかったのでいくつかはベースでわずかに変形したり焦っていたのでビルドプラットホームでへこみませたりしました。

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全体的な印刷品質は、一言で言うと素晴らしいです。
低速、ふつう、高速設定でDBenchyモデルを印刷し、午後を通してストレステストをしました。急速バージョン(トップ)は見たらわかるように、ちょっと散乱状態です。中間(左)と高(右)モデルは最高の形でできました。
Parallel Goodsによって設計された大きな、二部構成の自動水やり植木鉢を中程度の品質で印刷しました。

デザインは非常に洗練されていて、どんな家またはオフィスでも素晴らしく見えますがここで重要なことは水耐久に対する試験です。誰も机に泥だらけの水のたまりは欲しくありません。残念なことに、ボウル(内側を水でいっぱいにしたもの)からもれ始めました。

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まとめ

Ultimaker2 +は確かにすばらしい製品です。セットアップが容易にできるところからバラエティに富んだフィラメントを使えるところまで、たしかにすばらしい点はいくつもあります。

しかしキャリブレーションを自動で行ってくれるプログラムが組み込まれていない点が、致命的と言えます。ほかのFDM3Dプリンターの中にはこの機能を組み込まれたものがありますので、まだまだ改善の余地があるといえます。

繰り返しになりますが、Ultimaker2+はUltimaker2+であってUltimaker3ではありません。つまりUltimaker2の改良版にとどまるということです。

しかし、Ultimaker3がでるまでUltimaker2+がFDM 3Dプリンター市場において最高の3Dプリンターであることには間違いなさそうです。

 

参考:Ultimaker2+ review(英語)

 

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参考URL http://www.brule.co.jp/3d-printers/ultimaker2-plus.shtml
メーカー Ultimaker
製品名 Ultimaker2+
用途(個人/法人) 個人向け
標準価格(税抜) 329,800円
造形方式 FFF/熱溶解フィラメント製法 (Fused Filament Fabrication
ヘッド数 1個(シングルヘッド)
最大造形サイズ(X×Y×Z) 230mm × 225mm × 205mm
Z軸解像度(最小積層ピッチ) 0.02mm
Z軸解像度(最大積層ピッチ) 0.8mm
使用材料/素材 ABS/PLA
サポートOS

Linux(12.10+), Windows(XP+), OSX(10.6+)

制御ソフトウェア Cure
スライサーソフト
入力データ方式/サポートファイル STL, OBJ, DAE, AMF
データ転送
本体重量 27.5 kg(梱包材込み)
プリンタの寸法・大きさ(L×W×H) 35.7cm ×  34.2cm ×  38.8cm
消費電圧 100-240V

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・セットアップが異常なほど楽ちん。どんなフィラメントでも出力してくれ、出力時はかなり静か。出力品の精度も評判通りのもの。

・キャリブレーションが自動でないのでその点厄介。たまに出力した造形物がテーブルに張り付きなかなか取れないことがある。

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