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サイの絶滅を3Dプリンターが食い止める

アフリカで密猟の被害が続くサイ、角は高級な漢方薬として売り買いされ、一キロ当たり数百万円の価格で取引されています。
このサイの角を3Dプリンタで再現し、密猟を減らす試みが現在行われています。

 

成分を測定してほぼ完ぺきなレプリカを作成

このプロジェクトはアメリカのPembient社によって行われており、実際の犀角を粉末にしたものを分析、成分を忠実に再現した素材を3Dプリンタで出力することによってサイの角の模造品を作成します。
同社のCEOによると、実際に犀角として効能があるかどうかはわからないが、サイの角を利用したいユーザーにとっては意味があると述べています。

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賛否両論も

この人口角を流通させることで、サイの角の価値を下げて密猟を減らすことが目的とされていますが、実際にはそう上手く行かないと考えられています。
サイの保護を行っている団体では、人工物が出回ることによって天然物の価値がさらに上がり、サイの密猟が加速するのではないかとの見解を示しています。

食材などでも、天然ものが貴重な動物などは養殖に比べて希少価値によって価格が上昇する傾向があり、サイの角も同じように価格がさらに上昇するかもしれません。
さらに、人工物で効果があった場合には、天然ものならさらに効果が見込めると考えて今まで利用していなかったユーザーがサイの角を求めてしまう可能性もあります。
サイの角を忠実に再現して密猟を防ぐこのプロジェクト、本当にサイを守ることが出来るのかに注目が集まっています。

参考:http://techcrunch.com/2015/04/27/cuzscience/

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