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Doctors in Surgical Scrubs
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難病治療に利用される3Dプリンタ技術

オーストラリアの病院で行われたある手術が話題を呼んでいます。
今まで完治が難しいとされていた脊索腫の治療に3Dプリンターで作成した骨を利用するという試みで、今回使用された骨は同じくオーストラリアの医療機器メーカーが制作したものです。
この人工骨は、患者の患部に一致する骨をチタンで制作できるため、腫瘍などで骨がダメになってしまった場合でも置き換えが容易になり、後遺症になりにくいとされています。

 

脊索腫は不治の病とされていた

この病気は頸椎や頭蓋骨の底にできる腫瘍です。
発症者は100万人に一人とかなり珍しく、発症した場合には骨を破壊しながら成長し、脳や神経を圧迫していきます。
治療としては、手術によって腫瘍を取り除く方法がありますが、患部次第では不可能であったり、切除しきれない事もあり、完治は難しいと言われています。

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脊椎骨そのものを取り換える事が可能に

現在使われている人工骨では、強度や精度の問題もあり、脊椎骨を完全に置換する事は難しいと言われていました。
今回の手術では、患者の3Dデータを作成、腫瘍に侵された骨と全く同じ寸法の人工骨を3Dプリンタを利用してチタン合金で作り上げました。

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様々な人工骨の作成も

製造したメーカーによると、脊椎骨以外にも今まで作る事が難しかった人工骨の作成も可能だとしています。
現在は胸骨などの作成も行っているそうです。
執刀した医師は、ゆくゆくは金属ではなく、患者の細胞を材料として3Dプリンタで移植パーツを作成する事も可能になると述べています。
近い将来には、治療が不可能と言われていた病気が簡単に治せるようになるかもしれません。

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