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Close-up of a woman's hands holding a plant
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材料解説!~「PLA樹脂」編

前回の記事ではABS樹脂とはなんぞや??といったことを解説しました。

簡単に言えば強度を持ち、塗装表面加工といったある種の追加工が容易というメリットがあるものの、変形しやすいといったデメリットも持ち合わせたフィラメントのことでした。

 

さて、PLA樹脂に話を戻します。

PLA樹脂とはトウモロコシやサトウキビから取り出したデンプンを発酵させ生成させた、植物由来のプラスチック素材のことです。この樹脂はおよそ20年ほど前に開発されたためプラスチック素材の中では比較的新しいといえます。PLAという名はポリ乳酸を意味する「Poly-Lactic Acid」という英単語に由来しています。

 

PLA樹脂の最大の特徴は、地球にやさしいということです。

植物由来というだけではなく、使用後加水分解させることで二酸化炭素と水にまで分解させることが可能です。

環境への意識が高まる中、石油由来のABS樹脂に代わるプラスチック素材として注目を集めています。

Family walking up a grassy hill together

 

3DプリンタのフィラメントとしてPLA樹脂を使うメリットは、出力したものが強固になるということが挙げられます。また、熱膨張率がABS樹脂よりも小さいため、ステージを加熱しなくとも1層目がうまく積層します。

 

その一方で強固がゆえに穴をあけたり、表面を塗装・研磨することが難しくなります。

PLA樹脂はABS樹脂に比べ融点が低いため、造形物も熱に弱く、用途が限られてしまうということもデメリットとして挙げられます。

 

ABS樹脂と比べるとまだまだ工業的な用途が広がっていませんが、今後より注目されると期待されているフィラメントです!

 

 

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