Home / 3Dプリンティングを知る / 解説 / そもそも論 / 材料解説!~「ABS樹脂」編
PAK85_blackberrysimkoukan20141025171850_TP_V
このエントリーをはてなブックマークに追加

材料解説!~「ABS樹脂」編

前回の記事ではABS樹脂やPLA樹脂といったフィラメントがどういった販路をとっていて、ユーザーはいくらくらいでどこで買えるのかといったことを解説しました。

今回は予告していた通り、フィラメントの解説を行いたいと思います。

OOK58_kokosugokuyokuderutokoro_TP_V

ABS樹脂は、アクリロニトリル(Acrylonitrile)、ブタジエン(Butadiene)、スチレン(Styrene )の頭文字をとって命名され、これら3成分からなる熱可塑性樹脂のことです。

アクリロニトリルは耐熱性や強度・耐油性に、ブタジエンは耐衝撃性に、スチレンは光沢性や加工性・電気特性に、それぞれすぐれているため、ABS樹脂もこういった性質を持っています。

 

ABSの特徴としては粘り強さ、強度などの機械的性質や薬品に対する耐性があること、加工しやすいこと、着色可能なことなどが挙げられます。そのため、コンピュータ関連機器から自動車の材料、家庭用電化製品にまで使用されています。逆に短所としては長時間の日光照射に弱いこと、可燃性であることなどがよく挙げられます。

N912_gujjyobu_TP_V

ABS樹脂はPLA樹脂に比べ粘り強さがあるため構造部品として強度を保つことができます。また表面処理が比較的容易にできるため、3Dプリンタで出力した製品特有の横縞模様をやすり等でなくすことができます。また塗装も通常の感覚で施すことができます。

ただしABS樹脂には加熱時の熱膨張率が大きく、積層時に変形したり、成型作業が維持されなかったりすることもあります。この短所がPLA樹脂にはありません。

 

次回はPLA樹脂についてみていこうと思うます。

 

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です