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1から始める積層方法~「熱溶解積層法(FDM)」編

熱溶解積層法は熱可塑性樹脂を溶かし積層させることで立体物を出力させる方法で、英語ではFused Deposition Modelingと表記するため、FDM法とも記述されます。近年話題になる安価な3Dプリンタは主にこの方式をとっており、家庭用に普及するとしたらこのタイプだといわれています。しかし安価な個人用3Dプリンタが採用している方式は、ストラタシス社のトレー ドマークとの兼ね合いからFFF (Fused Filament  Fabrication)と呼ばれることが多いようです。

 

もう少し細かく言えば、熱溶解積層方式では、リールにまかれている細長いワイヤ状の樹脂を熱したヘッドを通す際に溶かし押し出し、プラットフォームと呼ばれる台の上に積層することで造形物を出力します。材料の射出口であるヘッドがXYZの3次元に動くものと、XYの2次元に動きプラットフォームがZ軸方面に動くものとがあります。材料としては、比較的強度が高く融点も高めのABS樹脂や強固で融点の低いPLA樹脂などが用いられます。

Cartesian coordinates xyz on blackboard

ヘッドから射出される樹脂の層の厚さは0.1mm程度と他の造形方法と比べ、比較的厚くなってしまいます。故に精緻なモノや複雑なものの造形には向かず、また積層時にできる横縞模様も目立ちやすく表面が荒くなってしまいます。

それでも高精度な加工が求められない工業製品のパーツや子供用玩具などには適しているといえます。

 

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